長谷川等伯 ≪佛涅槃図≫開帳 / 京都本法寺 [日本美術]

本日から京都の日蓮宗の本山、本法寺の寺宝である長谷川等伯の≪大涅槃図≫が公開されています。

京都本法寺 春季特別寺宝展
2013年3月14日(木)〜4月15日(月)
本法寺ホームページ→コチラ


≪佛涅槃図≫は縦10m×横6mの大画面です。ほんとうに、特大!400年前の慶長4年(1599年)、等伯が61歳の時に描いた涅槃図です。絵師として熟した良い頃の作品。

開帳時期以外はレプリカを展示しているそうですが、一年に一度のご開帳です。

image.jpg

ポストカードをさらにスマートフォンで撮ったこの画像からは大きさは伝わらない…


緻密で色鮮やかです。大きいので、たくさんの登場人物や動物の表情も見てとれます。

涅槃図は、お釈迦さまが入滅された(お亡くなりになられた)時の様子を描いた絵です。たくさんの絵師が涅槃図を描いていますが、記号的なモチーフで構成されているので他の涅槃図と比べると面白いですよね。たくさんの動物が描かれるので好きです。

なかなか「死」について考える事がありませんが、涅槃図は「死」そして「生きること」を考えるきっかけになります。

私はこれから、見る機会があれば色々な涅槃図を見てみたいなーと思います。

多くは、お釈迦さまが入滅された2月15日(旧暦)、つまり現在の3月15日にあわせて涅槃会をやるのでその時に涅槃図を出すようです。

本法寺の涅槃図は京都の三大涅槃図の一つです。他は東福寺(明兆筆)と大徳寺(狩野松榮筆)。東福寺の涅槃図も本日より3日間(3/14〜3/16)だけ公開されています。東福寺のはまたもう少し大きいそうなのでまた次の機会に見てみたいな。

私は本法寺のだけを見ました。今日はまだちょっと寒かったな。桜が咲く頃はまたお庭もきれいなんだろうな。本阿弥光悦の巴のお庭にも桜の木がありました(^ ^)




nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 2

日本人

あれ?京都に行って来たの?密かに日本中のアートを追っかけに走ってますね〜。本当に羨ましい。「死」と「生」は離せないもの。だから「死」を考えると「生きてる事」も自然と考えてしまうですね。ハニピピコさんのアートの視点はいつも哲学を通してる印象が残ります。
by 日本人 (2013-03-17 17:01) 

ハニ・ビビコ

日本人さん

コメントありがと!いつも読んでくれて嬉しいです( ^ω^ )
京都は実はお葬式で行っていたのです。帰る前に観光案内所でチラシを見つけてちょっと行ってきたのでした。

哲学的だなんて、とんでもない。お恥ずかしいわい。
by ハニ・ビビコ (2013-03-18 01:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。