<京都・宝蔵寺>若冲、2016秋の特別公開! [展覧会/公開情報]

2016年秋に見られる若冲作品<関東&東海編>で載せたような<京都版>を作ろうと、お寺や所蔵先各所に問い合わせをしたところ!

この秋、京都は若冲フェスティバルです!公開未定だったお寺も今秋ぞくぞくと公開の予定をしていました!中にはHPにも情報を載せていないお寺さんもありましたので問い合わせてみて良かった!

なので、スケジュール表にまとまる前に情報シェアします。

まずは宝蔵寺。
宝蔵寺は伊藤若冲の家、伊藤家の菩提寺であり若冲が建てた父母と弟の墓石がある事で知られています。じつは、今年(2016年)の2月5日~2月8日にかけて、若冲のお誕生会という事で既に特別公開は終わっていたのですが(2月8日がお誕生日)、2016秋も公開するそうです!


京都・宝蔵寺

公開作品:≪髑髏図≫、≪竹に雄鶏図≫、他
公開日:2016年10月28日(金)~2016年11月7日(月)

houzoji03.jpg
左:≪髑髏図≫ 右:≪竹に雄鶏図≫

≪髑髏図≫の賛は以下。

一霊皮袋 皮袋一霊
古人之語
八十六翁
 高遊外

「高遊外」は売茶翁のことです!わお。拓版画のようなので直筆ではないでしょうけれど。
どういう意味なんだろう??「皮袋」っていうのは肉体の事かしら??
自分の目で見てみたいです。

ちなみに、伊藤家のお墓は特別公開日以外でもお参りできるようです。


宝蔵寺
〒604-8041
京都府京都市中京区裏寺町通蛸薬師上ル裏寺町587番地
TEL:075-221-2076

■阪急「河原町駅」より徒歩約5分。
■京阪「四条駅」もしくは「三条駅」より徒歩約7分。
■各社バス「四条河原町」もしくは「河原町三条」バス停より徒歩約3分。


別のお寺情報もアップしていきますね!



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

2016年秋に見られる若冲作品<関東&東海編> [展覧会/公開情報]

お待たせしましたー。2016年秋に若冲作品が見られる展覧会をまとめて、スケジュール表を作りましたので参考にしていただけたら嬉しいです♡
栃木県、神奈川県、静岡県の<関東&東海編>です。
期間限定のものがあるのでご注意あれ!

関西編も作ろうと思います!(しばしお待ちください...)


関東&東海編だと、もう始まっている岡田美術館の展覧会が若冲作品は沢山見られそうだけど、それぞれに見てみたい作品が出品されています。

jakuchu_schedule2016AW_kanto.jpg


***

北から順番に。

ー 栃木県佐野市 -

1.佐野市立吉澤記念美術館
「東と西の蕪村」展 [伊藤若冲《菜蟲譜》期間限定公開]
●会期:2016年10月29日(土)~2016年12月11日(日)
●概要:若冲と同じく、本年生誕300年となる画家・俳人の与謝蕪村の展覧会。
●若冲作品:A《菜蟲譜》が期間限定で公開。
※展覧会前期に《菜蟲譜》の原本を展示、さらに前半部分と後半部分と展示替えがあります。
※展覧会後期は《菜蟲譜》のレプリカの展示です。
 原本前半部分:10月19日(土)~11月8日(火)
 原本後半部分:11月9日(水)~11月20日(日)
 レプリカ:11月21日(月)~12月11日(日)

saichufu03.jpg
A.《菜蟲譜》(出典:http://www.city.sano.lg.jp/museum/conduct/41.html


***

ー 神奈川県、箱根 -

2.岡田美術館
「ーー生誕300年を祝う―― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展
●会期:2016年9月5日(月)~12月18日(日)
●概要:岡田美術館に収蔵される伊藤若冲の作品全件を一堂に展示。今年、若冲とともに生誕300年を迎える与謝蕪村や、円山応挙・長沢蘆雪・曾我蕭白・池大雅ら若冲と同時代に活躍した画家たちの作品と併せた約40件の展示。
●若冲作品:本年1月14日の日本経済新聞において83年ぶりの再発見が話題となったB《孔雀鳳凰図》、他。
※若冲作品の展示替えなし。

kujakuhoozu01.jpg
B.《孔雀鳳凰図》(出典:http://art.blog01.net/?p=164


***

ー 静岡県静岡市 -

3.静岡県立美術館
「徳川の平和(パクス・トクガワーナ) -250年の美と叡智-」展
●会期:2016年9月17日(土)~2016年11月3日(木・祝)
●概要:江戸前・中・後期それぞれの時代の名品を中心とする約 100 点の作品によって、江戸絵画史 250 年の流れをご紹介。
●若冲作品:枡目描きの代表作、C《樹花鳥獣図屏風》と、D《白象群獣図》。
※C&Dともに前期のみの展示。
 前期展示期間:9月17日(土)~10月10日(月・祝)

jukachojuzubyobu01.jpg
C.《樹花鳥獣図屏風》(出典:http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/

hakuzogunjuzu.jpg
D.《白象群獣図》(出典:http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/


以上、関東&静岡3件でした!

私は都内に住んでいるので、どこも日帰り可能!
秋のお出かけで出かけたら楽しそう。


★佐野だったら佐野ラーメン食べてみたい~。
佐野の観光を200%楽しむ!定番~穴場のスポット30選

★岡田美術館は箱根にあるから、他も見どころ沢山だけど、岡田美術館の中の散策だけでも楽しそう!
箱根観光のお勧めスポット54ヶ所まとめ。日帰りじゃ全然足りない人はコレをチェック!

★静岡市はよく知らないな、と思ったら、美保の松原があるのね!登呂遺跡も!
静岡市観光のおすすめスポット一覧


う~ん!このリンクの観光情報を見てみると、どれも行ってみたくなる!


★京都の若冲関連の寺院の特別公開情報★
■宝蔵寺01→こちら
2016/10/28(金)~2016/11/17(月)
■宝蔵寺02→こちら
■金戒光明寺→こちら
2016/11/1(火)~2016/12/4(日)
■両足院→こちら
2016/12/9(金)~2017/1/29(日) ※拝観休止日あり
■信行寺→こちら
2016/11/11(金)~2016/11/13(日)
■壬生寺→こちら
2016/10/8(土)



タグ:伊藤若冲

曼荼羅も、現代アートも 「宇宙と芸術展」@森美術館 [感想]

森美術館で開催中の「宇宙と芸術展」を見てきました。
(ホームページはこちら

image.jpg


科学トピックスだけの「宇宙展」なら足を運ぶことはなかったと思いますが、曼荼羅の展示があると聞いて行ってきました!

お目当ての仏教美術以外にも現代アート作品盛りだくさん!レオナルド・ダ・ビンチ、チームラボなど古今東西さまざまな作品が「宇宙」という切り口で構成された企画展で面白かったです。こんなに幅広い内容の企画ができる南條史生さん(キュレーター、森美術館館長)は本当にすごいです!

南條さんのツイッターより展覧会ついての端的なつぶやき。
 
  古美術と現代美術
  西洋と東洋
  アートと科学
  境界を超えて見る力


***

さて感想です。(ネタバレあります)

私のお目当てだった古美術が展示された第一室目は全部良い!
曼荼羅に描かれた意味はまだまだ理解はできないのだけれど(でも、いつか解るようになる!)、曼荼羅は本当に宇宙を図にしたものだなと、精神的な宇宙。

私が見たのは京都・二尊院(龍谷ミュージアム寄託)の両界曼荼羅でした。でも本当はチベットの曼荼羅図を見てみたくて行ったのです。だけど、なんと、展示期間がズレていて見れなった…。
古美術作品は3期間くらいに分かれて展示替えがあるようです。仕方ないですね。

展示替えのスケジュールは<こちら


***

古美術、満喫!
そして現代アート。


本展覧会で一番ぞくぞくしたのは、セミコンダクタ―の「ブリリアント・ノイズ」でした!
これはすごかったなぁ。映像作品ですが、3面の壁に投影される太陽の表面の爆発、”太陽フレア”の映像。炎が生き物のようにわき起こってる...。すごい迫力...と同時にちょっと怖い。怖いというのは畏怖の念を抱くというか、太陽のエネルギーってものすごいよぉ…。人間は近寄れない、不可侵の領域...。もう太陽の事を「おてんと様」なんて呑気に呼べない…。という気持ちになりました。

↓※「宇宙と芸術展」の会場ではありません。セミコンダクターのHPより拝借しました。「宇宙と芸術展」の展示はもっとコンパクトな部屋に投影しています。これが狭い部屋で迫り来るので良いです!
semiconductor01.jpg
(出典:http://semiconductorfilms.com/art/brilliant-noise/


***

瀬戸桃子の「プラネットΣ」という映像作品、好きでした。昆虫が宇宙のどこかの星で氷河のような氷の中から溶け出して動き出す映像。アップに映し出される昆虫はグロテスク(昆虫好きな方ごめんなさい!)で生々しくて。でもスローモーションで展開される映像は精細でキレイでちょっとしたファンタジーのよう。グロテスクファンタジーと呼びたいとおもいます。

後で調べると、この「プラネットΣ」は2015年にベルリン国際映画祭でアウディ短編賞を受賞した作品だったようです。(こちらがそのニュース記事)

ひゃっ!バッタのドアップ。でも映像の色調がキレイです。
setomomoko01.jpg
(出典:http://www.setomomoko.org/main.html


***

コンラッド・ショウクロスの「タイムピース」という大きな動く作品。これも良かったです。ゆっくりと動く様子を見ていると落ち着く不思議な感じ。

ライトの部分がゆっくりとばらばらの回転軸でまわっているの。
image.jpg
(※撮影OKな作品でした)


***

チームラボの作品はインタラクティブではない作品でしたが360度映し出される映像と音楽がテンポよく展開する。360度なので、感覚がふわふわします。キレイだし、楽しめる作品。
作品ブース前に人が並んでいたから、並んでまで見るか躊躇したのですが、入れ替え制で案内していただけでした。作品は4分20秒。なので日曜日の午後でしたが、数分待ってすんなりと入れました。


***


他、貴重な作品や面白い作品がたくさんありました。隕石から作った日本刀「流星刀」とか、江戸時代のUFOの資料とか、ガリレオ・ガリレイの初版本とか!全部書くと大変なのでこの辺で。
ささる作品はひとそれぞれだと思いますが、いろんなジャンルがあるので、アート好きなら楽しめる展覧会だと思います!

あ、あと展覧会を出たところで「MAMスクリーン」という映像鑑賞プログラムもやっています。全部で7作品上映しています。私が気に入ってしまった瀬戸桃子さん、セミコンダクターの作品の上映も。時間は全部で70分なので展覧会以外にもこちらの時間もみておくと良いと思います!
作品内容は<こちら


ーーーーーーーーーーーーー
宇宙と芸術展
森美術館
会期:2016年7月30日(土)~2017年1月9日(月・祝)
http://www.mori.art.museum/contents/universe_art/index.html
ーーーーーーーーーーーーー



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

色をあつめて <Color Collective> by Lauren Wager [デザイン]

(秋に見れる若冲関連のまとめ、もう少しお待ちください!→関東&静岡編 9/6アップしました)


とつぜんですが、「色」は好きですか?

私は色彩の世界が大好きです。

私みたいに「色」が好きな方、きっと、このブログにやられてしまうと思います!!

画像を一部シェアします。

colorcollective10.jpg
(出典:http://www.color-collective.com/color-collective/2015/9/8/frederik-akum


colorcollective11.jpg
(出典:http://www.color-collective.com/color-collective/2015/7/27/roksanda


colorcollective12.jpg
(出典:http://www.color-collective.com/color-collective/2015/07/blog-post_10.html


colorcollective02.jpg
(出典:http://www.color-collective.com/color-collective/2016/1/19/chlo-fw-2012


colorcollective14.jpg
(出典:http://www.color-collective.com/color-collective/2014/12/blog-post_29.html


これらは、Lauren Wager ローレン・ウェイガーというアメリカ女性の <Color Collective> というブログから抜粋しました。

ローレンさんがインスパイアされたさまざまな写真 ーーファッションやインテリア、自然物などなど の色彩を抽出して5色のカラーパレットに!

彼女自身はグラフィックデザイナーであり、カラーデザインの仕事をされています。そしてクライアントとのやりとりから、こんな資料あったらなという発想で生まれたのがこのブログだそうです。

プロのデザイナーも参考にしているブログらしいですが、
何かDIYする時とか、編み物とか、プロでなくても参考にしたくなりますよね?!


ただ眺めているだけでも、ずーっと見てられちゃいます!



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

かわいすぎる〜!芸艸堂、明治の図案集! [デザイン]

 

unsodo20.jpeg

(出典:http://mag.japaaan.com/archives/24248

unsodo21.jpeg

(出典:http://mag.japaaan.com/archives/24248

unsodo17.jpeg

(出典:http://mag.japaaan.com/archives/24248

unsodo22.jpg
(出典:http://scrmble.jp/417/
unsodo23.jpg
(出典:http://youpouch.com/2015/04/25/263529/
unsodo24.jpg
(出典:http://youpouch.com/2015/04/25/263529/


カワイイーーーー!

着物の図案よね?!素敵すぎる!
色とモダンな和のデザインが本当に素敵!

これらは全て、明治時代に芸艸堂(うんそうどう)から発刊された木版カラーの図案集、「新美術海」のものなんですって!
一番上の図案はPinterstで見つけて、私のお気に入りグラフィックだったのだけど、芸艸堂の図案だったなんて!芸艸堂もついこの間知ったばかりなのに、こうやってお気に入りとつながっていくのって嬉しい。


「新美術海」は神坂雪佳と古谷紅麟という当時のデザイナー が携わった図案集だそうです。
神坂雪佳が監修で、おもに古谷紅麟が図案をてがけたのかな?神坂雪佳はエルメスに取り上げられるなど、海外での評価が高いのだとか!へぇ、そうなのね。古谷紅麟は神坂雪佳の後継者として期待されたデザイナーだったそうです。


この「新美術海」、スミソニアン美術館が無料公開&ダウンロードできるサービスを提供しているのですって!
下のURLからどうぞ。

※でも版権は芸艸堂が持っているので、商用利用はできません!

http://library.si.edu/digital-library/book/shinbijutsukai1
http://library.si.edu/digital-library/book/shinbijutsukai2 



木版の本は古書店などで探したらあるのでしょうかね?
本物は色がきれいなんだろうなぁ。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。