33点は少なくなかった!「フラン シス・ベーコン展」 [感想]

ベーコン展を担当されたキュレーター保坂健二朗さんによるベーコン展のツイートを中心にまとめられたトゥゲッターを見つけました。

http://togetter.com/li/444569?page=1

ベーコン展について興味がグッと湧きますね( ^ω^ )


そして、私の展覧会感想(→コチラ)で、出品作品数が33点で少なかったな…みたいな事を書いてしまたが…。

ノー!「33点も見れる!」に訂正です。

トゥゲッター読むとベーコン作品がいかに世界中にちらばっているか、借りるのがいかに難しいか(その美術館にとって重要な作品であるという事)、33点は生涯作品のうち1/18の数に相当するとか、本当に今回こ展覧会がいかに貴重かがわかりました。


それにしても、「展覧会を作る」という仕事は……す、すばらしい!


●以下トゥゲッターより保坂健二朗さんのTwitter発言の引用です。33点の重みについて。
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「「33点って少なくない?」という声があるようなので一応回答。ベカタログレゾネ(作品総目録)が未刊行なのではっきりとしたことは言えませんが、ベーコンが「残した」油彩画は約600点くらいと言われています。ということは33/600で、約18分の1の作品が日本に来るわけです。」

「「残っている」と括弧を付したように、ベーコンは相当作品をセレクトしてました。つまり気に入らない作品は破棄した。時には買い戻してまで(金はあった)。だから分母はかなり厳選されているわけです。しかも研究者がフルサイズと呼ぶ198×148cmの作品は、やはり見応えあります。」

「そのフルサイズのトリプティック、つまり横幅が148×3+α=5m近くになる作品が今回は4点出品予定。それと、フルサイズではない、ポートレイトサイズのトリプティックが2点。33点中トリプティックが6点という贅沢な展覧会は、これまであまりなかったものと感じています。はい。」

「フェルメールの場合、諸説あれど、残っているのが36点だとして、出品点数が実質1点ないし2点でも、つまり1/36〜1/18でも「フェルメール展」と言われて行列となるわけで、それと同じ、あるいはそれ以上の「内容」を今回のベーコン展ではつくっているという自負心はあります。」

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●それから、私も思った「習作」が多いな。完成作品は借りるの難しいのかな?と。それに関しての謎への答えがトゥゲッター内にありました。
「ベーコン展の出品作習作だらけで微妙じゃね?」のツイートへのご回答。
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「突然すみません。ベーコン展担当者です。「ベーコン展の出品作習作だらけで微妙じゃね?」とのこと。確かにそう思ってしまいますよね。でもベーコンの場合、常識的なレベルでは完成している場合でも「習作 Study」という言葉を入れることがかなりの頻度でありました。」

「じゃあなぜ「習作」なんてタイトルをつけたのか。それは、結局のところ、完成作がかけたらもうそれ以上描く必要はない=完成作などそうそう描けないという認識のあらわれであるととりあえずはいえます。ともあれ多くの展覧会における「習作」とは全く別物とお考えください。」

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なっるほどー!

フランシス・ベーコン展これからの人も、もう見た人も、すごくためになる保坂健二朗さんのツイートです。


フランシス・ベーコン展
<会 期>
2013年3月8日(金)〜5月26日(日)
<会 場>
東京国立近代美術館
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
<開催時間>
午前10時 ‒ 午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
<休館日>
月曜日(ただし3/25、4/1、4/8、4/29、5/6は開館)、5/7
<お問い合わせ>
ハローダイヤル 03-5777-8600
http://bacon.exhn.jp/index.html

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